2021-09-20

筋トレでつけた筋肉は使えない筋肉なの?【ファンクショナルトレーニングとは】

A子
A子
なんか友人に筋トレばっかりしていても使えない筋肉になって怪我するからしない方がいいって言われたんですけど本当ですか?
、、その友人はトレーニングをされている方なのですか?
池田
池田
A子
A子
全くしていません!
、、、
池田
池田
今回は筋トレでつけた筋肉は使えるのか使えないのか
問題について解説していきます!
池田
池田

筋トレでつけた筋肉は使えない筋肉なの?

結論から先にお伝えすると、使えない筋肉などありません。

ボディビルダーは見た目だけで力はないとよく言われますが、実際はめっちゃ力持ちです。

筋力は筋の断面積に比例するので、体のサイズが大きいと強い力は出せるようになります。

ただ使えない筋肉などと言われる理由として筋力トレーニングは他の能力を向上させることが難しいことが理由なんじゃないかと考えられます。

例えばスポーツ能力を向上させる上で筋力は大切な要因の一つになりますが、パフォーマンスアップを考えると他にも伸ばすべき能力があります。

  • 関節可動域
  • バランス能力
  • 持久力
  • 自在に体をコントロールする力
  • パワー
  • その競技の技術・スキル

他にもありますがこういった能力も必要になります。

その為筋力トレーニングはパフォーマンスアップのための手段として用いられることはありますが、それだけで確実にスポーツ能力が高くなるわけではありません。(結果的に良くなるケースはあるとおもいます)

以上の理由からボディビルダーのようなマッチョはスプリンターより早く走れませんし、格闘家と闘っても勝てないと思います。

では動きやすい体になるにはどうすればいいでしょうか?

次の章では機能的な体を手に入れるためのファンクショナルトレーニングについて解説していきます!

ファンクショナルトレーニングの5原則

機能的な体を得るためのトレーニングをファンクショナルトレーニングと言います。

ボディメイク的なトレーニングは単一の筋肉にいかに強い負荷をかけられるかが重要なのに対して、機能的なトレーニングは複合的な動作を鍛えていくことが大切になります。

3面動作全てに適応できる能力や加速、減速(止まる時)、安定性などあらゆる要素を包括的に鍛えていくのが機能的なトレーニングになります。

重力の利用

スポーツや日常生活での基本姿勢は「立位」の状態ですので、機能的な体を作っていくためには立位で重力に耐えるためのトレーニングが必要です。

例えば立位においてダンベルを頭上に持ち上げる際には、肩や腕の筋肉以外にも姿勢を維持するための体幹の筋肉や立つための下半身の筋肉も使われています。

このことからマシントレーニングはあまり機能的トレーニングにはなりづらいです。

重力によって姿勢が崩れないように耐えながら、動きを出す種目を行っていきましょう!

分離と協同

以前の記事で説明しましたが

こちらの記事↓

関節の役割を理解しよう!

関節には2種類あります。

簡単にまとめるとなるべく動かしたい関節固定させたい関節です。

動かしたい関節は動かせるようにし、固定させたい関節は固定させて、動作の中でそれぞれがしっかり働くように協働させます。

例えば短距離走で脚を持ち上げる際に

  • 動かしたい関節は股関節
  • 安定させたい関節は腰椎(腰)

になります。

脚が上がらなかったり、軸がブレブレだと効率よく走れませんよね?

パフォーマンスを上げるためにはそれぞれの役割の関節が適切に働く必要があります。

トレーニングもこの分離と協同を意識できると良いです!

キネティックチェーン(運動連鎖)

一つの関節が動くと隣り合う関節も動きます。

  • 肩関節を外旋→肩甲骨は内転→脊柱は伸展
  • 胸椎伸展→腰椎伸展→骨盤前傾
  • 骨盤前傾→股関節内旋→下腿内旋→足部回内

ちょっと難しい説明になりましたが簡単にいうと

腕を外に捻ると背中がよって背筋が伸び、骨盤を前傾(前に傾ける)と下半身は適度に内側に捻ると言った連鎖が起こります。(起こらない場合もありますが)

このことから痛みの原因や動作不良の原因はその筋肉や関節にはなく、別のところが原因で起こっている可能性もあります。

例えば膝が内側に入りすぎてしまう原因が足部にあるのでしたら、いくら股関節や膝にアプローチしても改善は難しいでしょう。

そのため部分だけではなく全体で運動を捉えていく必要があります!

3面動作

動きは常に3面で行われています。

歩行動作は一見矢状面上の動きに見えますが、実は3面で行われています!

まず片脚になることによって膝が内側に入りすぎないように水平面上の負荷に耐えていたり、骨盤や肩が左右に動きすぎなように前額面上でも安定に働いてくれます。

あとはシンプルに日常生活やスポーツの場面では3面全て使った運動(屈伸、側屈、回旋)が多いので色んな面でのトレーニングをしましょうという意味でもあります!

ローディングとアンローディング

力を発揮(アンローディング)させるには、力の吸収(ローディング)が必要です。

筋肉が引き伸ばされると、ゴムが引き延ばされたような状態になり、その反動で強い収縮力が得られます。

「上に高く跳べ!」

と言われたらまずはしゃがんで反動を使って跳びますよね!?

力の吸収から、発揮に切り替わる時間がポイントでここが長いと出力が減ります。

こう言ったローディングとアンローディングを考慮したトレーニングを行うのもポイントになります!

合わせてこちらも!
ゴルフの為のトレーニングとストレッチ!【11選】

まとめ

結論、使えない筋肉はありません!
池田
池田
しかし動きやすい体作りやパフォーマンスアップを考えると今回お伝えしたファンクショナルトレーニングの原則に
則って行った方が良いかと思います!
池田
池田
A子
A子
なるほど!
ありがとうございます!
A子
A子
ちなみに私はどう言ったトレーニングがおすすめですか?
A子
A子
そこまで筋肉をつけたいわけではないのですが、、
それなら機能的なトレーニングが半分、ボディメイク
半分で行っていくと良いと思います!
池田
池田
A子
A子
そうなんですね!ありがとうございます!
頑張ってみます!

【参考文献】

ファンクショナルトレーニング 機能向上と障害予防のためのパフォーマンストレーニング 中村千秋編 株式会社文光堂

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