筋トレすると体は硬くなるの?
こんにちは!
トレーナーの池田です!
「筋トレすると体が硬くなる」
「硬くなって怪我しやすくなる」
と言った噂を聞いたことありませんか?
私も友人にこう言った筋トレのネガティブなお話は聞きます。
今回は筋トレは体を硬くするのかについて解説していきます!
目次
筋トレすると体は硬くなるの?
結論から言うと筋トレしても体が硬くなる可能性は少ないです。
それどころか筋トレが柔軟性に対して良い結果をもたらした文献もあります。
これらの文献によると筋トレを実施した群と実施してない群にわけて調査したところ、筋トレを実施した群の柔軟性が優位に増加したという結果になりました。(2つ目の文献によると、静的ストレッチと筋トレを比較しても改善度に差がないと記されています)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25031681/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21969080/
そのため不動(運動しない)よりも筋力トレーニングを実施した方(運動して動かした方)が体を柔らかくなるのかと思われます。
ただフルレンジでトレーニングを行う、ストレッチ種目など筋肉が伸長した状態で行う等、しっかりと可動域を取りながら行うことが大切です。
そして筋力トレーニングは可動性(AROMとも)の向上、つまりコントロールできる可動域を増やすのに効果的です。
以前別の記事でも紹介しましたが、コントロールできない関節可動域は逆にパフォーマンスを下げてしまう可能性があります。
詳しくはこちら↓
なので実は筋トレは体が硬くなるどころか、柔軟性(可動性)に良い影響を与えると思われます。
なぜ硬くなると言われているのか?
ではなぜ筋トレは体が硬くなると信じられているのか?
考えられる原因を考察していきます!
バレリーナや体操選手と比べてしまう
柔軟性がとても高い競技の人たちと、筋トレのみの方を比べて硬いといわれてしまってるケースがあります。
筋トレで180°開脚のようなの可動域でトレーニングすることはないので、当然これらの競技を行っている方に比べては体の柔らかさは劣ってしまいます。
筋力アップ、筋肥大以外の能力向上をしていない
例えば元々体が硬い方が、ストレッチによる柔軟性トレーニングを行わずに狭い可動域間しか筋力トレーニングしてないとしたら上記のような柔軟性獲得は得られないかもしれません。
そういった方にはストレッチのような柔軟性トレーニングも必要になります。
あとは体が硬い=関節可動域が狭いではなく、動きが硬い(動きが遅い)と定義する場合はどうなのか?
これについても筋力以外の要素(身体制御や瞬発力、スキルなど)の能力向上を行っていないからであり、その筋トレによって養った筋力や筋量が活きずに動きが硬いと感じるのかと思います。
動きの質やパフォーマンスを改善するなら筋力以外の要素も必要になります。
筋肥大による可動域制限
これはあまりありませんが(一般の方には特に)筋の発達によって物理的に可動域が狭くなる可能性もなくはありません。
ただ相当頑張らないとそのレベルの筋肥大は起こらないので、アスリート程のトレーニング量、強度でもなければあまり気にする必要はないかと思います。
まとめ
簡単にまとめると
しっかりと可動域を取って筋トレを行うことによって柔軟性への悪影響はほとんどなく、むしろ何もしないよりは効果的である。
と言うことになります。
ただ繰り返しにはなりますが筋力トレーニングでは養えない、他の能力をバランス良く鍛えていくことは結構重要になります。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
よければ他の記事も是非ご覧ください!
公式LINE:質問などはこちらから!
https://line.me/ti/p/pVCt8pLPiP”>
コメントを残す